コラム③ 飲み水が、口腔ケアになる日が来ました

──光触媒ウォーターケアセット「育てる水」誕生の物語

このコラムでは、新しい製品「育てる水」のお話を、させていただきます。

「もっと無理なく、続けられるケアはないだろうか」

ドクター裕次郎は、東京・代々木の歯科専門の動物病院から、2014年に生まれたブランドです。

12年の間、たくさんのワンちゃん・猫ちゃんと飼い主さま方に向き合ってきた中で、お客様相談室には、こんなお声もたくさん届いていました。

「ジェルを塗ろうとすると、逃げ回ってしまって…」 「うちの子は乳製品アレルギーで、パウダーが使えないんです」 「歯磨きが、どうしても続けられなくて…」

そんな飼い主さま方のお声を伺うたびに、わたしたちはずっと考えていました。「もっと無理なく、もっと自然に続けられる、新しいケアはないだろうか」と。

そして、ある日のことです。

きっかけは、妹からのLINEでした

ドクター裕次郎の代表のもとに、ある日、妹からLINEが届きました。

「こんな記事みつけたよ〜。なんか、水でペットの歯周病菌が減るんだって。仕事に関係あるかなと思って」

添えられていたのは、「『水』でペット歯周病予防、光触媒 水中でも効果保持」という見出しの、ある新聞記事でした。

「光触媒? 何それ、ちょっとあやしい…」と、最初は半信半疑。でも、どうにも気になって仕方ない。

その日のうちに、新聞に書かれていた長野県の会社に電話をかけて、アポイントを取りつけました。そして翌日、新宿から「あずさ13号」で3時間かけて、松本へ向かったのです。

長野県の松本で、出会いました

新宿から、あずさ13号で3時間。松本に降り立ち、新聞に書かれていた会社に伺いました。

「はじめまして、古畑です」

優しい笑顔で迎えてくれたのは、長野県で50年以上続くビルメンテナンス会社の創業者・古畑さんでした。

ビルメンテナンスのお仕事の傍ら、古畑さんは光触媒の技術に深く着目し、信州大学工学部の教授と一緒に、30年以上もの間、光触媒の研究を続けてこられた方でした。

光触媒の技術は、コロナ禍で、抗ウイルス・抗菌の効果が注目されました。病院、介護施設、幼稚園、官公庁、電車内、ホールなど、感染症対策が重要な多くの場所で、光触媒を使った抗菌加工が広く採用されています。

長野県では、善光寺の御開帳でも、感染対策として『回向柱(えこうばしら)』に、この光触媒のコーティングが施されたそうです。

「すごい技術なんだな…」

光触媒のお話を伺いながら、わたしたちは、想像していた以上の世界に、引き込まれていきました。

光触媒とは、どんな技術なのか

そもそも、光触媒とは、どのような技術なのでしょうか。正式には「酸化チタン光触媒」と呼ばれています。

酸化チタンという素材に、紫外線やLEDなどの「光」を当てると、その表面に「活性酸素」が発生します。この活性酸素には、ウイルスや細菌の表面の膜を壊して、感染する力を失わせるという働きがあるのです。

つまり、菌を力ずくで殺すのではなく、菌が悪さをする力を、そっと失わせる。そんな、自然に近い形での抗菌技術が、光触媒の力です。

「水そのもの」に抗菌効果を持たせる、日本初の挑戦

ここで、不思議に思われた方も多いかもしれません。

本来、光触媒は「ものの表面にコーティングする」ことで、効果を発揮する技術です。壁紙や手すりに塗ることで、その表面を抗菌できる。けれども、水の中では機能しない、というのが、一般的な考え方でした。

ところが、古畑さんが30年もの間、研究を続けてこられたのは、その先の世界だったのです。「水そのものに、抗菌効果を持たせることはできないだろうか」──そんな大きな問いを、古畑さんは長年、追い続けてこられました。

そして、独自に開発されたのが「銅・銀ハイブリッド酸化チタン光触媒」(日本初・特許出願中)です。酸化チタンに、抗菌作用の高い銅と銀を組み合わせ、より高い抗菌性を実現したものです。

この光触媒を、「麦飯石(ばくはんせき)」という、無数の小さな穴を持つ天然の石にコーティングします。さらに、銅・銀・鉄を主成分とした「セラミックスボール」を組み合わせることで、水を清潔に保ちながら、抗菌の力を引き出せるように設計されています。これら全ては、「焼結(しょうけつ)」と呼ばれる、高度な技術で固定されています。

UV(紫外線)ライトに当てながら、水に6時間つけておくだけ。それだけで、水そのものに、抗菌の力が宿っていくのです。

なぜ、UV紫外線ライトを使うのか

光触媒の反応は、太陽の光や、室内の照明でも起こります。ただ、より確実に、短時間でしっかりと反応を引き出すために、「育てる水」では、UV(紫外線)ライトを採用しています。

ボトルにセットされたUVライトが、夜の間、静かに灯り続け、その光で水を育てていく。毎晩そっと輝く様子は、ペットと暮らす日常の中に、自然に溶け込んでくれるはずです。

検査でも確認された、確かな働き

「育てる水」を販売するにあたって、わたしたちは、その効果をしっかり確認したいと考えました。

そこで、鹿児島大学発のバイオベンチャー、株式会社スティックスバイオテック様に、協力を依頼しました。当社の獣医師立ち会いのもと、複数のワンちゃん・ネコちゃんに「育てる水」を15日間飲んでいただき、その前後で歯周病菌のPCR検査を実施しました。

結果として、平均で70%の歯周病菌が減少するというデータが得られています。特に、年齢が高いほど、減少効果が見られる傾向がありました。

対象 Td菌 P.gulae菌
犬(15歳8カ月) ▲65.1% ▲63.1%
犬(3歳9カ月) ▲50% ▲1.6%
猫(10歳) ▲88.1% ▲76.7%

(※検査機関:株式会社スティックスバイオテック)

第三者機関でも、確認しています

さらに、第三者試験機関である株式会社食環境衛生研究所(試験番号237467N)でも試験を実施したところ、歯周病菌を99.7%制菌するという数値が確認されました。

ドクター裕次郎が自社で確認しただけでなく、外部の試験機関でも、しっかりと裏付けられた結果です。

使い方は、驚くほどシンプル

使い方は、本当にシンプルです。

  1. 夜、寝る前に水道水600mlを、ボトルにセット 外ブタを外し、カートリッジ(内ブタ)を装着したボトルに、水道水を600ml入れます。 (※ミネラルウォーター・水素水・還元水などはご使用にならないでください。ミネラル分が、カートリッジの中で結晶化してしまうことがあります)
  2. UV紫外線ライトのスイッチを入れて、6時間 ボトルをライトの台座にセットし、スイッチを入れます。そのまま6時間かけて、ゆっくりと水が育っていきます。
  3. 朝、ご飯と一緒に飲ませる 翌朝、できあがった「育てる水」を、ふだんのお水と同じように、ペットに飲ませてあげてください。

日中や夜のお水も、不足したらいつでも継ぎ足してOKです。(1日に何度、水を育てていただいても問題ありません)

光触媒カートリッジの交換目安は、約6ヶ月に1回です。

人への応用も、視野に入れて

「育てる水」に使われている光触媒の技術は、もともと、人のうがいや口腔ケアへの応用も視野に入れて研究が進められてきたものです。

開発者である古畑さんご自身も、20年間毎日「育てる水」と同じ原理の光触媒水で口すすぎを続けていらっしゃるそうです。

「長年、口内炎に悩んでいたのですが、毎日この水で口すすぎを続けるうちに、自然と気にならなくなってきた気がしています」

──と、開発者として、ご自身の体感を伺うことができました。

ちなみに、古畑さんは現在84歳でいらっしゃいますが、虫歯も歯周病も一本もなく、歯科医院でも驚かれることがあるそうです。

ただし、「育てる水」は、現時点ではペットの健康ケアを目的とした製品として、お届けしております。飼い主さまご自身でご使用になる場合は、ご自身の責任のもと、お試しいただければと思います。

朝晩のケアと組み合わせて

「育てる水」は、ドクター裕次郎の朝晩のデンタルケアとも、組み合わせていただけます。

  • 朝のケア:朝食後に、ハタ乳酸菌デンタルパウダー
  • 日中:育てる水を、ふだんのお水として
  • 夜のケア:就寝前に、フィトンチッド デンタルジェル

朝・昼・夜と、ワンちゃん・猫ちゃんの生活のリズムに、自然に溶け込んでいただけるように設計しています。

特に、歯磨きが苦手な子、パウダーやジェルを嫌がる子にも、「飲み水」というシンプルな形で、毎日のケアを続けていただけることが、「育てる水」の何より大きな特徴です。

パウダーやジェルを、長くお使いの飼い主さまへ

パウダーやジェルを長年お使いの飼い主さまが、新たに「育てる水」を導入された場合、以前よりもさらに唾液のヌメリや口臭が少なくなり、パウダーやジェルの量を減らしても、よい状態をキープできるようになった、というお声も届いています。

ワンちゃん・猫ちゃんのお口の状態に合わせて、ご自身のペースで、ケアの組み合わせを調整していただければと思います。

製品の内容量・価格・カートリッジの詳細について、詳しくは商品ページよりご覧ください。

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